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ステップ踏んで進め進め! 老健でトレーニング用車いす活用

2017年6月30日(金) 配信
大阪府箕面市にある箕面市立介護老人保健施設(箕面市社会福祉協議会)では、入所者やデイケア利用者の下肢のリハビリに、ステップを踏んで足の筋力を鍛えるトレーニング用車いすを採用している。

同施設のデイケアに通う男性Aさん(79)は、昨年6月に急性胆のう炎の手術を受けそのまま入院、8月に退院してから週4回デイケアを利用している。病気により10坩幣紊眤僚鼎減少したAさんは、下肢筋力の低下も進んでいて、手術後すぐに歩行リハビリを開始、デイケアに移行してからは、下肢のリハビリにトレーニング用車いす「Joyfum」(ジョイフム、をくだ屋技研=堺市)を活用している。

ジョイフムは、フットレスト部分が駆動用ステップになった車いすで、両足で踏んだ分だけ前へゆっくりと進む、トレーニング用途に特化した車いす。関西大学との共同開発で製品化された。大腿四頭筋と前脛骨筋に対して、自転車型のエルゴメーターよりは強く、立位歩行よりは弱い負荷を与えることができ、立位歩行が難しい人でも、足踏み運動を繰り返すことで下肢の筋力増強トレーニングが行える。ステップの負荷は、利用者の筋力に合わせて3段階に調整できる。

Aさんは、午前中は上肢のトレーニングを行った後、午後になるとジョイフムに乗ってリハビリスペースを3周する。「初めは本当にきつくて1周もできませんでしたが、トレーニングを繰り返すうちに段々と慣れてきて、今では難なく3周回れるようになりました」とAさん。「乗ったあとは、下半身に効いているな、という実感がありますね」と話してくれた。

Aさんは、デイケア利用前は安定して立位をとるのが難しかったが、トレーニングを重ねたことにより、自宅では家具や手すりにつかまりながら、また屋外では歩行器を用いて安定して歩くことができている。入院当初4だった要介護度は、現在2に改善している。 同施設に入所する山田さん(83)は、以前に負った骨折の影響などもあり下肢筋力の低下が進んでいる。山田さんもジョイフムを使ってリハビリに奮闘している。

「単調な足の運動を繰り返すだけよりも、踏んだ分だけ車いすが前に進むトレーニングなので、楽しみながら続けられています。ステップの重さの感じや進むスピードの違いで、その日の調子もすぐに分かります」と山田さん。下肢筋力の回復により、施設内ではベッドと車いす間の移乗を安全に行えるように、そして自宅では安全に歩行ができることを目標に設定し、在宅復帰を見据えて日々リハビリに励んでいる。

Aさんと山田さんのリハビリを担当する、同施設課長補佐で理学療法士の篠川健治さんは、「通常のトレーニングマシンで黙々と下肢を動かすのに比べて、ステップを漕いだ分だけ前に進む、ということがご本人にとってやりがいや楽しみにもなり、リハビリに前向きに取り組み、継続するという動機づけになっているかもしれません」と評価する。

篠川さんは、認知機能は保たれているか、足に痛みがないか、車いすへの移乗に問題はないかなど心身状況を勘案した上で、ジョイフムによる継続的な下肢トレーニングが適していると判断した利用者に対し、車いすを用いたリハビリを実践している。
(出典:シルバー産業新聞)

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